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有限会社 谷山貿易

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2026/06/15 お知らせ

理想の「オールスター」を形にするために。カバン製造におけるコストとロットの密接な関係

弊社はかばんやスーツケースの製造手配を専門としております。 前号よりコストに関するコラムが続いておりますが、ものづくりにおいて決して避けては通れないテーマでございますので、今回も大切な「プロの視点」を記しておきたいと思います。

というのも、お客様からよく「どうすれば製造コストを抑えて仕上げることができますか?」というご質問をいただくからです。

ここで、少し例え話をさせてください。 あなたがディナーのために、とある人気中華点心屋さんに入り、メニューを眺めているシーンを想像してみてください。

エビ蒸し餃子にシューマイ、小籠包、春巻き、そして彩り豊かな青菜炒め。 もし1人でのご来店であれば、「あれもこれも食べたいけれど、点心をこれだけ頼むと食べきれないし、お財布も厳しくなるな……」と悩まれるのではないでしょうか。

そんな「色々なメニューを少しずつ、贅沢に試してみたい」というお客様の願いを叶えるのが、ランチタイム限定の「点心コンボセット」です。 ここで、このコンボセットの「価格」と「食数」のシミュレーションをしてみましょう。

  • ランチ(2時間): 1,000円 × 100食 = 売上100,000円(お昼休みに一気に売り切る)

  • ディナー(5時間): 2,000円 × 50食 = 売上100,000円(空間と時間をゆったり楽しんでいただく)

どちらも同じ「10万円」の売上ですが、ランチタイムに1,000円というお得な価格を実現できているのは、「短時間で100食」というまとまったボリューム(量)を効率よく作るからに他なりません。

こだわりを詰め込むためには、「数量」が必要不可欠

実は、カバンの企画担当者さまと打ち合わせをする席で、よく盛り上がるのがこの「コンボセット」のお話です。弊社では親しみを込めて「点心オールスター」と呼んでいます。

「ポケットはたくさん欲しい」「高級感のある金具も使いたい」「生地も撥水性の高いブランドものに……」 このように、理想のデザイン(オールスター)をすべて詰め込もうといたしますと、どうしても1個あたりの材料費や加工賃が膨らんでしまいます。

もし、販売予定の数量(ロット)が少なければ、何かの具材(仕様)を削らなければ、目指す予算には見合いません。 逆に、「まとまった数量(大ロット)」を作ることができれば、中華点心屋さんのランチ時のように、1個あたりのコストをグッと抑えて、理想通りの『オールスターバッグ』を仕上げることが可能になります。

「作りたい中身のこだわり」と「生産する数量(ロット)」は、切っても切れない関係にあるーー。 今回はそんな、ものづくりの裏側にある「数とコスト」のお話でした。

「この予算で、どこまでこだわりを詰め込めるだろう?」とお悩みの方は、ぜひお気軽に弊社までご相談ください。お客様の理想を形にするお手伝いをさせていただきます。

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